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フィリピンは、東南アジアに位置する国であり、正式名称はフィリピン共和国(Republic of the Philippines)です。

地理:

フィリピンは、7,641の島々から成る国であり、太平洋に浮かぶ東南アジア最大の諸島国です。
フィリピン諸島は、北は台湾から南はボルネオ島まで広がっており、東と南はフィリピン海に面しています。
主要な島には、ルソン、ビサヤ、ミンダナオなどがあります。首都はマニラで、他の主要都市にはセブ、ダバオなどがあります。

人口と民族:

フィリピンは多様な民族の国であり、主な民族にはタガログ族、ビサヤ族、イロカノ族、バイサヤン族、パンガシナン族などがあります。
人口は約1億1000万人以上で、東南アジアで2番目に人口の多い国です。

2023年日本の人口分布
2023年フィリピンの人工分布
世界の出生率

言語と宗教:

フィリピンは非常に多言語な国で、120以上の言語が話されているとされています。しかし、公式な言語はフィリピン語(またはタガログ語とも呼ばれる)と英語の二つです。また、フィリピンの地方によっては、セブアノ語、イロカノ語、ビサヤ語など、他の多くの地方言語も広く話されていますが、英語も広く使用されます。
宗教的には、カトリックが最も一般的であり、その他にもイスラム教、プロテスタント、バジャウなどの宗教も信仰されています。

政治:

フィリピンは共和制であり、大統領制を採用しています。
行政の最高権力は大統領にあり、議会は上下両院からなる国会です。

経済:

フィリピンの経済は急速に成長しており、東南アジアで新興市場の一つと見なされています。
農業、製造業、サービス業が主要な産業セクターであり、電子機器、衣料品、食品加工などが主要な輸出品目です。
外国からの送金(Remittances)はフィリピン経済にとって重要な役割を果たしています。

フィリピンの豊かな歴史と文化:

フィリピンはスペインの植民地支配を経験したことから、スペイン文化の影響が強く見られます。キリスト教の伝統やスペイン語の影響が現在でも残っています。
元々はマレー系やイベロ系の先住民族が暮らしていましたが、その後、中国、アラブ、インド、アメリカなどからの移民の影響も受けており、多文化的な要素が組み合わさっています。
フィリピンの伝統的な文化や芸術には、バロンガイ(村)の祭りやパロール(クリスマス飾り)の作成、タンボラン(伝統的な刺繍)、クンバン(彫刻)などがあります。
音楽やダンスもフィリピン文化の重要な要素であり、カラヤアン(独立記念日)やシヌロガン祭りなどの祭りでのパフォーマンスが盛んに行われます。
フィリピン料理も多様で美味しいと評価されており、アドボ、シニガン、レチョン、アドボなどが代表的な料理です。

社会と課題:

フィリピンは経済的な成長が進んでいますが、貧困や格差も依然として社会問題となっています。特に農村部や地方地域では貧困が深刻であり、地域間の発展の格差が見られます。
教育や医療へのアクセスの不均衡も課題となっており、特に遠隔地や離島部ではこれらのサービスが不足しています。
自然災害も頻繁に発生し、台風や地震、火山噴火などがフィリピンを襲います。これらの災害は人命やインフラの破壊をもたらし、国の持続可能な発展に影響を及ぼしています。

観光について

パラワン島(エルニド、コロン、プエルト・プリンセサ):

パラワン島は美しいビーチやクリアな海、豊かな生態系が広がる島です。エルニドのカイランビーチやビッグ・ラグーン、コロンの白い砂浜、プエルト・プリンセサの地下河などが人気の観光スポットです。

ボラカイ島:

ボラカイ島は美しい白砂のビーチが広がることで知られ、世界的な観光地として有名です。ホワイトビーチやバロカイ岩、パカランガ湾でのマリンスポーツなどが楽しめます。

セブ島:

セブ島はフィリピンで2番目に大きな島であり、豊かな歴史と美しい自然が魅力です。セブ市内にはマゼラン十字やサント・ニーニョ・バシリカなどの歴史的な名所があり、マクタン島ではダイビングやスノーケリングが楽しめます。

マニラ:

フィリピンの首都であるマニラは、多様な観光スポットが集まる都市です。イントラムロスのスペイン統治時代の要塞やサン・アグスチン教会、マラカニアン宮殿などの歴史的な建造物があります。また、マニラ湾の夕日を見るためにロックス・ブルバードやマニラオーシャンパークも人気です。

チョコレートヒルズ(ボホール島):

ボホール島にあるチョコレートヒルズは、数千個もの茶色い丘が広がる風景で有名です。特に乾季になると、丘々がチョコレート色に変わり、一面が美しい景観に包まれます。

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